2024年3月19日のマツコの知らない世界で紹介された「かゆみの世界」についてまとめました。
冬から春にかけてもっとも空気が乾燥し「かゆみ」が出やすい季節です。
かゆみ研究の最前線、なぜ「かゆみ」がでてしまうのか?かゆみの対処方法についてアジア初の「かゆみ研究センター」のセンター長順天堂名誉教授の高森医師が教えてくれています。
驚く新事実がつまっていました。
かゆみはなぜ起こる?メカニズム
かゆみとは体についた異物を取り除く警告反応です
肌は皮膚表面の表皮とその奥の真皮でつくられています。かゆみ神経は真皮に存在し神経が刺激されるとかゆみをかんじます。
外からの刺激などでかゆみ神経が興奮してしまうと、脳がかゆいと認識して、かゆみの原因を取り除くように命令する、この反応が「かゆみ」で、体についた異物を取り除くための脳からの警告反応です。
※かゆみは内蔵の病気が潜んでいることもあるので、継続して起こる場合は検査することも重要です。
なぜ乾燥すると肌がかゆくなる
なぜ乾燥するとお肌はかゆくなるのか?世界で初めて高森先生が見つけた新事実を教えてくれています。
健康な状態だとかゆみ神経が皮膚の内側にありますが皮膚が乾燥してしまうと、かゆみ神経が上の方まで伸びてしまうことがわかったそうです。
かゆみ神経が皮膚の表面近くまで伸びることで刺激に敏感になりかゆみを感じやすくなります。
水分がすくない乾燥肌ではかゆみを感じやすくなるので、肌を乾燥させないことが「かゆみ」対策になります。
先生オススメの軟膏
乾燥肌になると皮膚からどんどん水分が逃げてしまい乾燥肌が悪化してしまうことも。。
乾燥肌を防ぐためには保湿剤をぬって細胞の隙間を塞ぐことが大切です。
先生がオススメする保湿剤
サリチル酸ワセリンにステロイドを混ぜて軟膏をつくる
医師の診断を受けて処方箋をもらうと、薬局でつくってもらえるので試してみてください。
保湿剤の塗り方
毎日保湿をしているけど、乾燥肌に悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?
保湿剤はサラッと塗るだけでは乾燥を防ぎにくく、塗り薬はべっとりと塗ることが大切です。
入浴直後など皮膚が水分を含んでいる時に塗るともっとも効果的です。
最新かゆみ対策方法
4つの最新「かゆみ」の対策方法を教えてくれています。
紫外線は適度にあびる
かゆみが出やすい人は紫外線を浴びることで、かゆみを抑えることができる。
紫外線を浴びることで伸びたかゆみ神経が元にもどりかゆみを感じにくくなるからだそうです。
かゆみを抑える紫外線療法もあるくらい効果が高い方法です。
かゆいときはかいてもOK!肌を傷めずかく
かけばかゆみは止まります。肌を傷めない程度にかく
特にお子様は「かゆみ」を我慢することはとてもストレスを感じてしまうので、我慢せず優しくかくように教えてあげてください。
どうしてもかゆい時は
氷で冷やすとかゆみがとまるそうです
氷で冷やすことで痛み神経が興奮してかゆみを抑える作用があるため氷で冷やす方法は効果があります。
湯舟に長くつかると乾燥肌になる
人間の体は皮脂膜で覆われています。
長くお風呂にはいると皮脂膜が溶けて乾燥肌につながるので長風呂は控えましょう。
特に熱いお湯での長風呂は皮脂膜が溶けやすいので注意が必要です
体を洗いすぎることも体のバリア機能が壊れてしまうので、優しく洗うようにする。
花粉の時期など顔をしっかり洗うのはNG
顔を洗いすぎると乾燥肌になります。
花粉の季節、かゆくて顔を何度も洗うという人は顔の脂が減って乾燥肌が進んでしまっているかも
花粉は皮膚表面につくだけなので、サラッと洗い流すだけで落とすことができます。ゴシゴシ洗いによって乾燥肌になり、肌のバリア機能も低下します。
洗いすぎによって、花粉の刺激を受けやすい肌になってしまうので優しく洗うようにする
まとめ
マツコの知らない世界「かゆみの世界」で紹介された。かゆみの新事実についてまとめました。乾燥肌からかゆみが起こるということがわかりました。対策方法もわかりやすく、参考になりました。
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