2025年1月23日の林修の今知りたいでしょで放送された。最新研究でわかった。冬に発症する危険性が高い大人の食物アレルギーについてまとめました。
大人になって食物アレルギーを発症したという人もいると思います?しかし、そのアレルギー、食物アレルギーではないかもしれません?
最新の研究で明らかになった食物アレルギーについて
アレルギー研究の権威矢上先生が教えてくれています。
冬は特に注意、皮膚から発症食物アレルギー

食物アレルギーは大人になって突然発症することがあります。
子供のころは何ともなかった食べ物でも、大人になって食べると喉が痒くなったり、肌が赤く腫れてしまったりと突然アレルギー反応がでることがあります。
近年の研究で食物が肌に触れることでもアレルギーが発症するケースがあることが明らかになりました。
特に炎症した肌に食物が触れると、皮膚からアレルギー物質が侵入してアレルギーを発症することがわかってきました、その後その食物を食べることでアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
冬は空気が乾燥し、肌が荒れやすくなるため、特に注意が必要です。肌トラブルがあると、後天的な食物アレルギーを発症するリスクが高まります。日頃からしっかりと肌のケアを行うことで、アレルギーの発症を防ぐことができます。
アレルギーから肌を守る方法は?

一番大切なことは肌の保湿です。
顔や手が乾燥しやすいので、しっかり保湿をすることが大切です。高齢の方はヒザから下も乾燥しやすい場所なので注意が必要です。
保湿クリームはしっかりと保湿力がある物を選びましょう。塗り方と塗るタイミングを守ることで保湿力があがります。
タイミング→朝と夜の2回 お風呂後にすぐ
塗り方→多めに塗る少しべたつく程度
最新研究でわかったアレルギーの交差反応性とは?

アレルギーの交差反応とは、花粉と食物のアレルギー物質の構造が似ているために、花粉症の人が特定の食べ物を摂取した際にアレルギー反応が起きる現象です。
例えば、花粉症の人が特定の果物や野菜を食べると、喉や口の中が痒くなることがあります。この場合、食べ物そのものにアレルギーがあるわけではなく、花粉アレルギーが原因で反応が引き起こされます。これが交差反応です。
交差反応は、アレルゲンの構造が似ているために起きるもので、花粉症と食べ物のアレルギーが関連している典型的な例です。
花粉症との交差反応で気を付けたい食べ物

花粉症の人はどの食べ物で交差反応が起こるかチェックしてみてくださいね
スギ ヒノキ | モモ オレンジ 梅 梨 ブドウ ピーマンなど |
シラカンバ ハンノキ | リンゴ 桃 キウイ サクランボ 大豆(豆乳)など |
ブタクサ ヨモギ | セロリ スパイスなど |
カモガヤ | メロン スイカ |
交差反応を起こす可能性がある花粉と食物の組み合わせです。中には強いショック症状を起こす食べ物もあるので気になる方は病院で相談をしてみることをお勧めします。
アレルギーはおさえられる?

最新研究ではアレルギーは発症してもおさえられる可能性があることが分かってきたそうです。
アレルギーは免疫のバランスが崩れることで発症してしまいます。
適切に免疫力が働いて入れば、アレルギーは発症しませんが、免疫が不調をきたした時にアレルギーが起こってしまいます。
免疫力の状態を整えることで、アレルギー反応をコントロールできることがわかってきました。
[ad[
アレルギーを抑える栄養素は?
アレルギーは、免疫力の低下によって免疫システムが過剰に反応し、いわゆる「アレルギーの暴走」が起きることで発症します。この暴走を抑える働きをするのが、Tレグ細胞という免疫細胞です。
このTレグ細胞を増やす可能性がある栄養素として注目されているのが、海藻、キノコ、野菜などに多く含まれる食物繊維です。
マウスを使った実験を4週間おこなってみたところ、食物繊維を多く与えたグループの方が、与えなかったグループに比べてTレグ細胞の数が2倍に増えたという結果が得られています。
アレルギーを起こさないためにも、日常的に食物繊維を意識して摂取することで、アレルギー予防に期待することができるかもしれません。
まとめ
林修の今知りたいでしょ!で紹介された。食物アレルギーについてまとめました。皮膚から食物アレルギーを発症してしまうことや花粉症の人が特定の食べ物によってアレルギー反応を起こしてしまうことなど最新研究で明らかになった情報に驚きました。アレルギーを防ぐために食べるといいものに食物繊維ということがわかりました。
アレルギーを持つ人に少しでも役に立てば幸いです。
関連記事




コメント